医師が製薬企業で働くのに必要な英語力は?

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製薬企業で働く医師に求められる資質の一つは英語力です。

でも、製薬企業に入るだけならめちゃくちゃ高い英語力がなくても大丈夫です。

今回はどの程度英語力が求められるのか?

どの程度の英語が必用?

就職に必用な英語力

英語力が高いほうが有利です。

とはいえ、就職するときにはそこまで高くなくても大丈夫です。

一般的にTOEIC 600程度と言われますが、もっと低くても問題ないと思います。

臨床経験、研究成果などがあれば可能です。

部門による求められる英語力の違い

ポジションにより英語力の要求は異なります。

グローバル戦略とどの程度足並みを揃える必用があるか?という点でばらつくからです。

臨床開発ではかなり高い頻度で英語を使います

国際共同治験に一翼を担ったり、適応取得のための戦略に他国の治験のデータをどのように用いるかが重要だからです。

一般的にTOEIC 820点程度と言われています。

メディカルアフェアーズについては職種次第です。

MSLという外勤がメインの職種については、英語がしゃべれなくても特に問題ないです。

臨床の感覚のほうがよっぽど重要です。

医師以外でも英語が喋れなくてもマネージャー職についている人はたくさん医ます。

一方で、戦略をたてるかかりであるメディカルアドバイザーについては、そこそこ英語力が求められます

つまり、求められる英語はポジションにより異なります。

転職のときにはエージェントに英語にそこまで自信がないことを伝えましょう。

あなたにとってハードルが高くない企業を紹介されると思います。

ちなみに外勤担当のMSLでも年収1500万円~2000万円ぐらいの収入をねらうことは可能です。

ポジションが低いから英語がなくてもいいのではなく、英語よりも重要なものがあるということです。

参考:製薬企業で働く医師の5つの役割

入職時の私の英語

私は英語が全くできず、新婚旅行の際に妻からめちゃくちゃおどろかれました。

臨床やりながら英語を勉強して、下に示す程度のレベルで入職しました。

  • 留学経験なし
  • 英語は独学
  • 英語力を示す資格なし (多分TOEIC 600点ぐらいだったのでは?)
  • 文で話ができるけれど文法がかなり間違えている
  • 英語を聞いてもほぼほぼわからない

といったレベルでした。

わたしの同僚の医師で、私よりも大変そうな方もいました。

彼は文で話すというレベルで厳しいような印象を受けました。

就職するという点では、高い英語力は必須ではないように思います。

英語力が有利に働く場面

出世に有利

プロダクトのマネージャー以上に行くのには英語力が必須になります。

すごく小さい内資はわからないですが、グローバル展開している企業、タケダ、第一三共、大塚、エーザイ、中外製薬などでは英語は必須です。

外資でも当然必用になります。

なぜ必用かというと、グローバルチームとの交渉が必要だからです。

グローバルチームから予算を確保する必用があるので、戦略の説明、戦略のために必要な予算を明確に説明して、相手を説得できる英語力が求められています。

でもこれって、わくわくしません?

グローバルな環境で働きたいということが、製薬企業への転職のモチベーションの一つでもあります。

したがって、むしろ良い環境だとおもっています。

そして、医師はこのレベルをすぐに目指せるプラチナカードを持っています

とはいえ、いきなりこのポジションにはならないので、最初の入職の際に気にする問題ではありません。

業務の幅

先程提示したように、ポジションにより求められる英語力が異なります。

当然、グローバル、海外との連携が必用なプロジェクトについては英語力がある人が優先されます。

また、論文作成をする機会は多く、そういった意味でも英語は役立ちます。

海外出張

海外出張の機会については英語力で大きく左右されます。

というのは表向きで、医師はかなり優先順位が高いので、英語力が他の職員より2段階程度低かったとしても海外出張にいけます。

だいたい年に2回程度です。

アメリカとかヨーロッパに本社があると思うので、海外学会に行って、そのついでに本社で人脈づくりして帰るのが一般的です。

2週間ぐらいです。

当然、ビジネスクラスでラウンジ使い放題です。

ただし、遊びではなく、成果を求められるので、海外出張に合わせて英語を勉強することをおすすめします。

3時間 × 90日でもだいぶレベル変わりますよ。

英語サポート

英語プログラム

出世の一番の妨げが英語であることを企業は認識しています。

英会話レッスンのサポートなども充実しており、英語の勉強を日常的に行うことは企業から推奨されています。

したがって、就職後に英語力をあげるというマインドで就職しても問題ないです。

たとえば、

  • オンライン英会話サポート
  • 対面レッスンのサポート
  • 英語プレゼンの練習
  • 英語での情報提供

色々な機会があるので、入職後はぜひ活用してください。

私の英語力変化

2021年1月現在の私の英語力をお伝えします。

入社3年目でVERSANTという試験で55点を取りました。

VERSANTは英語運用試験で、日本ではTOEIC 900以上の方の平均が53点というテストです。

グローバルと会議をするというプレッシャーがここまでさせてくれたことは間違いありません。

グローバルに働きたいとか、海外に興味あるけど英語がどうしても伸びないという方は、逆に製薬企業にくるといいかもしれません。

日常的に英語を使うことになります。

私の英語学習法に興味がある方は『同じトピックスで繰り返しオンライン英会話、Bizmatesで教育関連の単語・表現力アップ』をご参照ください

まとめ

  1. 製薬企業では英語が必用
  2. 入職のときはそこまで高い英語力でなくても可能
  3. 英語以外に臨床経験、学術成果があれば評価される
  4. MSLなどの英語があまり必用ないポジションもある
  5. 就職後のキャリアを広げたいのであれば、英語勉強が重要
  6. 就職後に英語力を伸ばす機会は豊富
ずぼら@元医師

ずぼら@元医師

製薬企業勤務、元医師

40代前半、2児の父。臨床医10年後に外資系製薬企業に就職。メディカルアフェアーズ所属。臨床医時代は臨床病院メイン。
メディカルアフェアーズメインの製薬企業情報、英語について情報発信。
今後、医療のDXが進むといいなぁ。
好きな言葉:効率がいい。楽。
課題:英語 (VERSANT 55点)

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